人手不足は採用以外で解決できるのか
人手不足は、採用以外でも解決できます。鍵は「足りないのは人なのか、それとも作業をさばく仕組みなのか」を切り分けることです。
求人を出しても応募が来ない。賃金相場は上がり続け、採用できても定着するか分からない。建設、運送、設備、店舗——現場を持つ業種の経営者の方と話すと、出てくる悩みはたいていここに集まります。そして多くの会社が、「人が足りない」と感じた瞬間に、反射的に求人を出します。
僕はその反射を、一度疑ってみてほしいと思っています。なぜなら僕自身、その反射に従って失敗したからです。
僕は「人を増やす」で一度失敗しました
僕は合同会社9Zという会社を一人で経営しています。以前、事業を大きくしようとして、業務委託の方を増やして組織として拡大した時期がありました。
結果は想像と逆でした。人が増えるほど、指示・連絡・確認に時間が取られ、契約や支払いの書類仕事も比例して増える。売上は伸びても利益は残らず、事業は伸び悩みました。「人を増やせば楽になる」はずが、増やした人を回すための仕事に自分が潰されていったんです。
今は業務委託を1社だけに絞り、人がやるべき仕事以外——営業メールの作成、問い合わせの整理、書類の前準備、コンテンツ作成——を全てAIに任せています。売上は変えずに利益率は改善し、経営的にも精神的にも余裕が戻りました。
この経験から言えるのは、人手不足の正体は多くの場合「人の不足」ではなく「人にしかできない仕事と、そうでない作業が混ざったまま全部を人でさばこうとしていること」だ、ということです。
仕事を2つに分けると、必要な「人数」が変わる
どんな業種でも、仕事は2種類に分けられます。
- 人にしかできない仕事: 現場の作業そのもの、お客様との信頼関係づくり、金額や段取りの最終判断、トラブル時の対応
- 人でなくてもいい作業: 問い合わせの仕分けと返信下書き、見積書・請求書の作成、予定の調整、報告書の清書、未対応案件のチェック、お客様へのフォロー連絡
人手不足の現場で起きているのは、1人の人がこの両方を抱えている状態です。現場で腕を振るうべき職人が夜に見積書を書き、接客すべきスタッフが電話番に追われる。「人が足りない」の中身は、「人にしかできない仕事に使える時間が足りない」であることが非常に多い。
だとすれば、解決策は2つあります。人を増やして総量を増やすか、作業を外に出して「人にしかできない仕事」の割合を増やすか。前者は採用、後者がAIです。
採用・外注・AIを冷静に比べる
- 採用: 社内に経験が蓄積されるのが最大の強み。ただし今は「出せば来る」時代ではなく、募集費・教育期間・社会保険・退職リスクを全部背負います。そして増えた人を管理する時間も増えます
- 事務代行・外注: 定型業務には合いますが、依頼のやり取り自体が手間になりがちで、御社の文脈(お客様との関係、現場の事情)が伝わりにくい
- AI従業員: 御社の業務の流れ・書式・言い回しを組み込んで設計するAIです。教育済みで動き始め、辞めず、夜間や繁忙期も止まりません。ただし担当できるのは作業部分で、最終判断と送信は人に残ります
どれか一つを選ぶ話ではありません。僕がおすすめしているのは順番です。先に作業をAIへ逃がして事務の総量を減らし、それでも人が必要なら採用する。 事務込みのフルタイム求人が「現場専任の求人」や「週2日のパート」に変われば、採用自体のハードルも下がります。
AIに渡すと効果が大きい業務
人手不足の文脈で特に効果が出やすいのは、この辺りです。
- 問い合わせの一次対応: 営業時間外も含めて受け付け、要点を整理し、返信の下書きまで用意する
- 見積もり・請求の前準備: 必要情報のヒアリングと書類の下ごしらえ
- 見張り: 未返信・未請求・止まっている案件の洗い出し
- 顧客フォロー: 工事や納品後のお礼、点検案内、休眠客の掘り起こし文面
導入は1業務からで、今お使いのLINE・メール・Excelのまま裏側に組み込みます。詳しい仕組みはAI従業員のサービス紹介をご覧ください。
導入の流れ
1. 無料診断+1業務の無料AI従業員化: 業務を伺い、「人にしかできない仕事」と「AIに渡せる作業」を一緒に仕分けします 2. 1業務から構築(2〜14日目安): 効果が見えやすい業務から、御社専用に設計します 3. 月1回の改善ミーティング: 効果を見ながら担当範囲を広げます
診断の段階で、御社の人手不足のうち「問い合わせ対応・書類作業・フォロー連絡をAIへ渡せるか」が具体的に見えます。
よくある疑問
現場作業そのものが人手不足です。AIで解決しますか?
現場の作業自体はAIにはできません。ただ、現場の人が事務に取られている時間を返すことはできます。職人さんが見積書や報告書から解放されれば、同じ人数でこなせる現場の数は変わります。
採用活動はやめるべきですか?
やめる必要はありません。先に事務をAIへ逃がしておくと、募集する仕事の中身が軽くなり、採用の間口が広がりやすくなります。順番の問題です。
結局、人を減らすための話ですか?
違います。僕が自分の会社でやったのは「人を減らす」ではなく「人にしかできない仕事に人の時間を集める」ことでした。今いる人が辞めない会社にする話だと考えています。
まとめ: 採用の消耗戦から、一歩外に出る
人手不足を採用だけで解こうとすると、募集費と時間を投じ続ける消耗戦になります。先に作業をAIへ逃がし、人にしかできない仕事へ人の時間を集める。人を増やして失敗した僕自身の実感として、この順番のほうが速くて確実でした。
御社の業務のうち、どれだけが「人でなくてもいい作業」なのか。15〜30分の無料診断で、AI化しやすい1業務まで見据えて一緒に仕分けしてみませんか。
診断後、AI化しやすいと判断した1業務は、簡易版のAI従業員として無料で作ります。