ITが苦手な経営者でも、AIは使えるのか
結論から言うと、ITが苦手でもAIは使えます。鍵は「AIを覚えて操作する」のではなく、今あるLINEやメールの裏側にAIを組み込み、いつもの言葉でやり取りする形にすることです。
「AIは難しそう」「うちは機械に弱いから無理だ」という声は、本当によく聞きます。でもその多くは、能力の問題ではありません。AIを「新しいアプリを覚えて、自分で操作しに行く道具」だと捉えているから、使えないように見えるだけなんです。覚えに行く前提をやめれば、苦手意識は大きく下がります。
「使えない」の正体は、能力ではなく入れ方
ITが苦手な人がAIでつまずく本当の原因は、操作の習得を前提にした入れ方にあります。
世の中の多くのAIツールは、専用のアプリやサイトを開いて、指示の出し方を覚えて、使いこなして初めて効果が出ます。これは、ただでさえ本業で手一杯の経営者にとっては「もう一つ仕事が増える」のと同じです。新しい管理画面を開く時間がない、操作を覚える前に挫折する——だから「やっぱりうちには無理だった」となる。これはAIに限らず、業務管理システムを入れても使われずに終わるのと同じ穴です。記録する場所を増やしても働き手は増えない、という話は管理システムを入れても事務が減らない理由に書いています。
逆に言えば、「覚えなくていい」「操作画面を増やさない」入れ方にすれば、苦手かどうかはほとんど関係なくなります。
覚えない・操作しない・いつもの言葉、の三つ
ここで効くのは、AIを使う側のハードルを三つとも下げてしまうことです。
ひとつ、新しいアプリを覚えない。今お使いのLINEやメールをそのまま入口にして、その裏側でAIが動く形にします。お客さんも経営者も、見た目はいつものLINEのままです。
ふたつ、自分で操作しに行かない。問い合わせが届いたらAIが先に整理して返信を下書きしておく、という具合に、こちらが画面を開いて操作するのではなく、向こうから準備が上がってくる形にします。
みっつ、いつもの日本語でやり取りする。専門的な指示の書き方を覚える必要はありません。「こういう問い合わせにはこう返したい」と普段の言葉で伝えれば、その通りに動くように設計します。
この三つがそろうと、機械が苦手な経営者ほど、かえって取り組みやすいと感じてもらえることが多いです。覚えることが少ないぶん、続けられるからです。
僕自身、新しいものを覚えるのが得意ではありません
正直に言うと、僕も新しいツールを次々に覚えるのは得意ではありません。
僕は足立区で合同会社9Zという会社を一人で経営しています。以前、事業を大きくしようと業務委託で人を増やした時期がありましたが、人が増えるほど連絡や確認、書類のやり取りが増えて、かえって利益が圧迫されました。正直、あの頃は「増やしたのに自分の手元の仕事が減らない」という感覚がずっとありました。だから今は、業務委託を1社に絞り、人がやるべき判断以外の事務——問い合わせの整理、返信の下書き、書類の前準備——をAIに任せています。
その時に意識したのは、「自分が毎日新しい操作を覚え続ける」形にしないことでした。覚えることが多い仕組みは、忙しい日に必ず使わなくなる。だから、いつものLINEやメールの裏側で勝手に下ごしらえが進む形にしました。結果として、売上を落とさずに利益率を手応えとして改善でき、毎日の操作を覚え直す負担もなくなりました。AIに強いから回せているのではなく、覚えなくていい形にしたから続いている、というのが実感です。
ITが苦手な会社がまず任せやすい業務
- 問い合わせの整理: 届いた連絡を一覧にして、案件ごとに仕分ける。経営者は一覧を見るだけ
- 返信の下書き: いつもの言い回しで一次返信を下書きする。中身を見て送るのは人
- 書類の下ごしらえ: 見積もりや請求の項目を御社の書式で拾い出す。金額の確定は人
- 未対応の洗い出し: 返事待ち・未請求を並べて見せ、取りこぼしを防ぐ
どれも「AIが準備して、人が確認する」形なので、新しい操作を覚える場面がほとんどありません。仕組みの全体像はAI従業員のサービス紹介で確認できます。
導入の流れ(2〜14日が目安)
STEP 1 無料診断+1業務の無料AI従業員化: LINEで連絡いただければ、今どこに手間がかかっているか、何なら覚えずに任せられそうかを一緒に整理します。その場で「AIに任せられそうな業務リスト」が手元に残る形を目指しています。
STEP 2 業務確認・設計: 任せたい業務と、御社のいつもの言い回しを組み込みます。判断すべき範囲は人に残します。
STEP 3 構築・試験運用(2〜14日目安): 今お使いのLINE・メール・Excelのまま、裏側にAIを組み込みます。経営者側で新しく覚えることは最小限にします。
STEP 4 本格稼働: 日常業務の一部としてAIが動き始めます。月1回の改善ミーティングで、使いながら文面や対象を調整します。
よくある質問
パソコンやアプリの操作が苦手でも本当に使えますか?
使えます。新しいアプリを開いて操作するのではなく、今のLINEやメールの裏側でAIが下ごしらえをして、人は確認するだけの形にするからです。覚えることが少ない設計なので、機械が苦手な方ほど続けやすいと感じています。
指示の出し方を勉強しないといけませんか?
いりません。「こういう時はこう返したい」と普段の日本語で伝えてもらえれば、その通りに動くように設計します。専門的な書き方を覚える前提にはしません。
今使っているLINEやメールを変える必要はありますか?
ありません。今お使いのものをそのまま入口にして、裏側にAIを組み込みます。お客さんから見た画面も普段のままです。
高齢で、新しいものを覚える自信がないのですが。
覚えることをできるだけゼロに近づける形で設計します。準備はAIが進め、人は中身を見て決めるだけにするので、年齢や得意・不得意よりも「いつもの言葉で伝えられるか」のほうが大事です。
うまく使えなかったらどうなりますか?
最初から全部任せるのではなく、小さな1業務から始めます。無料診断のあと、AI化しやすいと判断した1業務を無料で作って試せるので、合わなければ広げない選択もできます。
まとめ
ITが苦手でAIが使えないと感じるのは、能力の問題ではなく「覚えて操作する道具」として入れようとしているからです。新しいアプリを覚えない・自分で操作しに行かない・いつもの言葉でやり取りする——この三つをそろえれば、機械が苦手な経営者ほど効果が出やすくなります。
僕自身、新しいものを次々に覚えるのは得意ではありません。それでも、覚えなくていい形にしたから、自分の会社の事務をAIに任せて回せています。大事なのはAIに強くなることではなく、覚えなくても続く入れ方にすることです。
御社の事務のどこなら覚えずに任せられそうか、15〜30分の無料診断で、AI化しやすい1業務まで見据えて一緒に確認してみませんか。
診断後、AI化しやすいと判断した1業務は、簡易版のAI従業員として無料で作ります。