AI従業員 / コラム

Column

足立区の人材派遣、登録と応募の連絡をAIで受ける

2026-09-22 ・ 合同会社9Z 須賀龍平

この記事の要点

足立区の人材派遣にとってのAI活用とは、誰にどの仕事を薦めるかの見極めとクライアントへの推薦、契約や就業条件の確定、労働者派遣法上の可否判断をコーディネーターに残したまま、登録の一次受けと希望条件の聞き取り、面接・面談の日程調整、稼働開始やシフト変更連絡の一次受けだけを仕組みに持たせること。足立区は東部・北部に物流倉庫や町工場が集まり、日勤夜勤の製造・物流・軽作業の求人の受け皿になっているといわれ、登録や応募の連絡は今のシフトの合間、つまり早朝・深夜・土日に固まりやすい。ところがコーディネーターはクライアント訪問や面談、現場フォローで席を外している時間が長く、経験者が採りにくいために受付だけを別に置く体制も組みにくい。連絡が入る時間とコーディネーターが動ける時間がずれるこの構造を、電話は人に残し留守電はAIが文字に起こす形で一次受けする。自分の一人会社でも事務と営業をAIに任せて回している須賀龍平が、足立区の採用事情と訪問対応を踏まえてまとめた。

足立区の人材派遣は、登録と応募の連絡をAIに受けさせられるのか

受けさせられます。ただし誰にどの仕事を薦めるかの見極めやクライアントへの推薦、契約や就業条件の確定はコーディネーターに残したまま、登録の一次受けと希望条件の聞き取り、日程調整という手前の連絡だけをAIに渡す形に限られます。

ここでいうAI従業員とは、登録や応募の連絡を受け取り、希望条件を聞き取り、面談日程の候補出しまで下ごしらえする役を、いま使うLINE・メール・フォームの裏側に組み込むものです。誰を紹介するか、どの現場を薦めるかという判断は人が握ったまま、その一つ手前の「受けて、聞いて、並べる」だけを任せます。

なぜ足立区の派遣では、連絡とコーディネーターの手がすれ違うのか

足立区の人材派遣で連絡が詰まるのは事務が不得手だからではなく、登録や応募の連絡が入る時間と、コーディネーターが席にいられる時間が構造的にずれているからだと考えています。

足立区は、東部や北部に物流倉庫や町工場が集まる区だといわれます。日勤夜勤の製造ラインや倉庫内の軽作業、物流の仕分けといった求人の受け皿になりやすく、そこに就く人は今のシフトの合間に次の仕事を探します。だから登録や応募の連絡は、日中ではなく早朝や深夜、土日に固まりやすい。しかも求職者は一社に絞らず、複数の派遣会社に同時登録して、先に条件のいい話をくれた会社で動くのが普通です。

一方でコーディネーターは、クライアント企業への訪問や登録面談、現場に入った人のフォローで席を外している時間が長い。戻ってきたときには、登録希望や応募の連絡が何件も溜まっている。登録前に聞くこと——希望職種、勤務地、稼働できる曜日と時間帯、経験、資格、連絡がつきやすい時間——は他の問い合わせより多く、一件を丁寧にさばくほど次が待ちます。そして先に連絡がついた会社で決まってしまえば、あとから折り返しても手遅れになりやすい。受付だけ別の人に任せたいところですが、経験のあるコーディネーター自身が採りにくい土地柄で、一次受け専任をもう一人置く体制も組みにくいと聞きます。

自社の採用や、全国どこの派遣にも共通する話とは何が違うのか

自社の人手を採るときの応募対応と違い、派遣会社では登録者を集めて仕事に就けることそのものが商売なので、連絡の速さを事務コストとして軽く見ることはできません。ここは業種として共通する構造で、地域を離れた全体像は人材派遣・人材紹介の応募対応をAIで軽くするにまとめています。この記事は、そこに足立区という土地の事情を重ねたものです。物流と製造の稼働時間に合わせて連絡が早朝・深夜・土日へ寄る、という時間のずれは、下町の派遣で特に効いてくると考えています。

派遣以外の事務や問い合わせ、営業まで含めた足立区の会社のAI活用全体は足立区のAI活用ガイドにまとめています。

どこまでAIに渡し、どこからコーディネーターが決めるのか

境目はひとつです。判断はすべて人、その手前の連絡だけがAIです。

誰にどの仕事を薦めるかの見極め、クライアントへの推薦、契約や就業条件の確定は、コーディネーターが握ります。加えて、その求職者をその現場に派遣していいのかという労働者派遣法上の可否の判断は、AIにさせません。AIが担うのは、登録の一次受け、聞き取りの下書き、面接や面談の日程調整、稼働後のシフト変更連絡の一次受けまで。並べ終えたものをコーディネーターが見て、そこから先を決める順番は崩しません。

AI従業員に任せられる業務の例

仕組みの全体像はAI従業員のサービス紹介で確認できます。誰をどの現場に、という判断はここには入れません。

導入の流れ

最初にやるのは、いま一番取りこぼしているひとつの窓口を選ぶことです。多くの場合、それは夜間や土日に入る登録・応募の一次受けになります。今お使いのLINEやメール、応募フォームはそのまま、番号も窓口も変えません。その裏側にAIを入れて、届いた連絡を文字に起こし、聞き取りを決まった順番で並べるところから始めます。

動き出してから最初の2〜14日は、実際に入ってきた登録や応募を見ながら調整します。うまく埋まらない聞き取り項目や、御社のコーディネーターなら別の言い方をするだろう言い回しを拾って、御社の言葉に寄せていきます。

拠点は足立区の保木間です。竹ノ塚・西新井・北千住のあたりはもちろん、草加市・八潮市、荒川を渡って葛飾区まで直接うかがえます。登録や応募がどこに届き、コーディネーターが席を外すどの時間に取りこぼしが起きているかは、画面を一緒に見たほうが早いので、近隣には積極的に足を運びます。遠方はオンラインで全国に対応します。

よくある質問

求職者に、AIが受けていると気づかれませんか?

一次の聞き取りや日程調整の文面はAIが下書きし、送る前にコーディネーターが確認できる形にできます。御社の普段の言い回しに合わせるので、事務的な冷たさは出にくいです。働き先を預ける相手とのやり取りなので、機械に丸投げした印象にならないよう設計します。

電話にもAIが出るんですか?

出しません。電話は人が取ります。出られなかったときは、留守番電話の伝言をAIが文字に起こして要点を並べ、後で一目で追える形にするまでです。受話器の向こうでAIが求職者と話す仕組みは入れません。夜間や土日の一次受けは、LINE・メール・フォームで受けます。

求職者の名前や連絡先、経歴までAIに渡すことになりますか?

どこまで渡すかは、御社の個人情報の扱いに合わせて一緒に線を引きます。氏名や連絡先、希望条件のように聞き取りに必要な範囲はAIが扱い、経歴の評価や、その人をどの現場に出すかという判断に関わる部分は、人だけが見て決める側に残すのが基本です。

誰にどの仕事を薦めるかまで任せられますか?

任せません。適性の見極めやクライアントへの推薦は会社の判断そのものですし、その求職者をその現場に出していいかという労働者派遣法上の可否も人が確かめます。AIが担うのは、その手前にある受付・聞き取り・日程調整までです。

料金はどのくらいですか?

御社の登録受付や応募対応の流れによって変わるので、まずは無料診断でご説明します。

まとめ

足立区の人材派遣では、登録や応募の連絡が製造や物流のシフトの合間——早朝・深夜・土日に寄り、その時間帯にコーディネーターは訪問や面談で席を外している。求職者は複数社に同時登録し、先に連絡がついた会社で動く。だからこそ、誰にどの仕事を薦めるかの判断はコーディネーターが握ったまま、連絡が入る時間とこちらが動ける時間のずれを、一次受けでどれだけ埋められるかが効いてきます。

足立区の保木間で合同会社9Zをひとり回している僕は、派遣のコーディネーターとして求職者を担当したことは一度もありません。だから登録面談で希望を引き出す勘所は分かりません。ただ、こちらが動けない時間に連絡が束で入り、戻ると順番待ちができている、という詰まり方なら覚えがあります。会社を大きくしようと業務委託で人を増やした時期、増えた人数のぶんだけ連絡と書類の確認が膨らんで、売上のわりに利益が細っていきました。今は委託を1社に絞り、人が判断すべきところ以外をAIに寄せて、売上は変えずに手元に残る利益を厚くできています。判断はコーディネーターに残し、連絡が来る時間帯だけ受け止める役を先に置いておく。この置き方が、物流と製造のシフトに連絡が引っぱられる足立区の派遣には効くと思っています。

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須賀龍平(合同会社9Z 代表)
この記事を書いた人 須賀 龍平 — 合同会社9Z 代表

1996年生まれ。一人で会社を経営。業務委託で組織を広げた結果、利益とゆとりを失った経験から、「人がやらなくていい仕事はAIに任せる」やり方に切り替え、自社で実践したうえで「AI従業員」を事業化。在宅ナレーター育成スクールほか複数の事業を一人で運営している。

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