AI従業員コラム

Column

福祉用具レンタルの問い合わせ・事務をAIで軽くする

2026-07-17 ・ 合同会社9Z 須賀龍平

この記事の要点

福祉用具レンタルの問い合わせは利用者本人ではなくケアマネジャーから入ることが多く、退院や状態変化に伴う急ぎの依頼も混じるが、その連絡が届く時間帯こそ担当者は納品・組立・引き上げ・消毒で外に出ていて手が離せない。身体状況・住環境・希望機種・開始日・退院日・給付管理に必要な情報という聞き取り項目も多く、引き上げや機種変更、モニタリング訪問の日程調整も並行して走る。AI従業員は依頼の一次対応と聞き取り、日程調整の下書きまでを担い、機種の選定・適合や介護保険の給付対象かどうかの判断は福祉用具専門相談員が必ず持つ分担で回せる。

福祉用具レンタルの問い合わせ・事務をAIで軽くするとはどういうことか

福祉用具レンタルの問い合わせ・事務をAIで軽くするとは、ケアマネジャーから届く貸与の依頼を一次的に受け、身体状況や住環境、希望機種、レンタル開始日といった聞き取り項目を整理し、担当者への確認や日程調整の下書きまで進めておく仕組みのことです。機種の選定・適合の判断や介護保険の給付対象かどうかの判断は福祉用具専門相談員が握ったまま、その手前の受付・聞き取り・調整だけをAIに寄せます。

なぜケアマネジャー経由の依頼は詰まりやすいのか

福祉用具レンタルの依頼は、利用者本人やご家族からではなく、居宅介護支援事業所のケアマネジャーから入ることが多いという構造があります。そこに「明日の退院に間に合わせたい」「今日転倒したので明日までにベッドを」といった急ぎが混じります。困るのは、その連絡が届く時間帯にこそ担当者が納品・組立・引き上げ・消毒作業で外に出ていることです。福祉用具は現物なので必ず運搬と設置が発生し、事務所に人が残っていない時間が長くなります。

聞き取る項目も一件ごとに多く、身体状況、間口や段差、部屋の広さといった住環境、搬入経路、希望機種、レンタル開始日、退院予定日、担当ケアマネジャー、給付管理に必要な情報までを揃える必要があります。外出先での聞き取りは負担が大きく、聞き漏れがあれば担当ケアマネへの確認が余計に増えます。並行して、引き上げや機種変更、モニタリング訪問の日程調整も走るため、事務所に戻った頃には確認事項が積み上がっています。

建機レンタルとは何が違うのか

建機・重機レンタルも「現物を貸し出し、配送や整備で外に出ている間に電話が鳴る」という点は似ています。ただし建機は発注元が現場の会社そのもので、判断は在庫と与信です。福祉用具レンタルは依頼者がケアマネジャーで、介護保険の給付や要介護度に応じた貸与の可否、身体状況に合う機種かどうかという資格者の判断が必ず挟まる点が違います。レンタルという形は同じでも、絡む判断の性質がまったく異なります(建機レンタル業の問い合わせ・貸出事務をAIで軽くする)。

AI従業員に任せられる業務の例

AIに任せられるのは判断ではなく受付と整理です。ケアマネジャーからの連絡を一次的に受け、御社の聞き方で項目を聞き取り、確認事項を整理し、日程調整の下書きを進めます。

どの機種が身体状況に適しているか、介護保険の給付対象になるかどうかといった判断は、必ず福祉用具専門相談員が行います。AIは資格者の判断を代替するものではなく、その手前の受付・聞き取り・日程調整の下ごしらえに範囲を絞ります。

導入の流れ(2〜14日が目安)

STEP 1 無料診断: LINEで連絡いただければ、ケアマネジャーからの依頼の受け方と聞き取り項目を一緒に整理します。

STEP 2 業務確認・設計: 任せる業務と、御社の聞き取り項目・書式・言い回しを組み込みます。

STEP 3 構築・試験運用(2〜14日目安): 今お使いの電話・LINE・FAXのまま、裏側にAIを組み込み、小さく動かして調整します。

STEP 4 本格稼働: 判断は専門相談員が持ったまま、受付と聞き取りの一次対応が日常業務として回り始めます。

よくある質問

AIが福祉用具の機種を選んで提案するのですか。 しません。身体状況に合う機種の選定・適合の判断は福祉用具専門相談員が行います。AIが担うのは依頼の受付と聞き取りまでです。

介護保険の給付対象かどうかもAIが判断するのですか。 判断しません。要介護度に応じた貸与可否や給付対象の判断は必ず資格者が行います。AIは給付管理に必要な情報の整理までです。

退院に間に合わせたいといった急ぎの依頼にも対応できますか。 急ぎの連絡でも、聞き取り項目を整理して担当者に引き継ぐところまではAIが進められます。最終的に間に合わせられるかどうかの判断・調整は人が行います。

納品や引き上げで外に出ている時間の連絡も拾えますか。 そこが狙いです。担当者が外出していても、AIが一次的に受けて聞き取っておけるので、戻ったときに確認して動くだけの状態にできます。

料金はどのくらいですか。 金額は御社の業務範囲によって変わるため、無料診断でお話ししながら説明します。

今使っている電話やFAXのままで大丈夫ですか。 大丈夫です。新しいシステムを覚える前提にはせず、今の連絡手段を入口にして裏側でAIが動く形にできます。

まとめ

福祉用具レンタルの問い合わせが詰まりやすいのは対応が下手だからではなく、依頼の入り口がケアマネジャーで急ぎが混じるのに、現物を扱う以上、連絡が届く時間帯ほど担当者が納品や引き上げで外に出ているという構造にあります。機種の選定や給付の判断は福祉用具専門相談員が握ったまま、その手前の受付・聞き取り・日程調整をAIに寄せれば、外出中でも一次対応の窓口ができるぶん、取りこぼしを減らしやすくなります。

僕は足立区保木間で合同会社9Zを一人で経営していて、福祉用具の納品先に上がったことも、ケアマネジャーから依頼を受けたこともありません。ただ、会社を大きくしようと業務委託で人を広げた時期に、増えたのは売上ではなく連絡と書類のほうだった、という遠回りはしました。結局その委託を1社まで戻し、人が決めるべきこと以外を自社のAIに預け直したことで、数字の見え方が変わりました。福祉用具の仕事は、間口や段差、搬入経路まで聞き取れて初めて一件が動き出すと聞きます。聞き取りが終わるまで前に進めないという意味では、僕が自分の会社で最初にAIへ逃がしたのも、まさにこの「聞き取りだけが溜まる時間」でした。介護の隣接業態であるデイサービスの事務はデイサービスの問い合わせ・連絡事務をAIで軽くするにまとめています。

AI従業員がどんな業務を肩代わりできるかはAI従業員のサービス紹介にまとめています。

御社の問い合わせ・聞き取り・日程調整のどこまでAIに渡せるか、15〜30分の無料診断で、AI化しやすい1業務まで見据えて一緒に確認してみませんか。

診断後、AI化しやすいと判断した1業務は、簡易版のAI従業員として無料で作ります。

無料で1業務をAI従業員化する(LINE)

須賀龍平(合同会社9Z 代表)
この記事を書いた人 須賀 龍平 — 合同会社9Z 代表

1996年生まれ。一人で会社を経営。業務委託で組織を広げた結果、利益とゆとりを失った経験から、「人がやらなくていい仕事はAIに任せる」やり方に切り替え、自社で実践したうえで「AI従業員」を事業化。在宅ナレーター育成スクールほか複数の事業を一人で運営している。

御社の業務は、どこからAIに任せられるか。

15〜30分の無料診断で、御社のどの業務がAIに任せられるかを整理します。診断後、AI化しやすい1業務は簡易版として無料でAI従業員化します。

無料で1業務をAI従業員化する